3DCGを勉強するなら専門学校?それともオンラインスクール?徹底比較してみました。

CGデザイナーになりたいけど、どうやって勉強したらいいのかな?

自分の将来の仕事を何にするか決めなければいけないと言われてもピンとこない人がほとんどだと思います。

10年以上この業界で働いている僕も18歳当時は「ゲームが好きだから」ぐらいでCG専門学校に行きましたが将来の事なんて高校生の時に真剣に考えた事がありませんでした。

高校を卒業したらCG専門学校や大学に行って2年〜4年ソフトの使い方を学んでゲーム会社や映像会社に就職していると思いますが、今はオンラインスクールを受ける事でもCGを学べる時代になっています。

CGデザイナーとして働きたい人が、専門学校に行った方がいいのか、それともCGオンラインスクールの方がいいのかメリットとデメリットを詳しく調べてまとめたので参考にしてみてください。

CG専門学校のメリット

 

分からない所を隣で画面を見ながら直接教えてくれる

 

どのCG学校も初めて操作を教えてくれる時は先生が1から実際にCGソフトを触りながら同時に一人一人用意されたパソコンを操作してクラス全員で進めていきます。

本やyoutubeを見ながら同じように操作しているはずなのに、実はここの部分にチェックを入れ忘れていたり、ソフトのバージョン違いでそのボタンが無かったりする事があるから先に進めなくなり挫折してしまう人もいるかもしれません。

途中で分からない事があったり、同じような操作が出来ない事でも直ぐに先生に聞く事ができるので、細かい悩みを次々に解決してストレスなく勉強する事ができます。

友達が出来る

CG学校に通うと自分と同じようにCGが好きだった人が沢山くるので、ゲームや映画が好きで趣味も合う友達が出来るので学校に通うのが楽しくなります。

学校の課題を進めていく中で便利な操作方法を教えあったり、自分よりクオリティの高い作品を作る友達を目の当たりにして刺激を受けると自分も負けじと良い物を作ろうと思えるので、頑張る動機につながりポートフォリオが充実して就職も有利になります。

卒業後に何年か経ってから転職を考えた時にも、友達がいると「そっちの会社は働きやすいの?」「給料面はどうなの?」など色々と業界の意見交換ができるので、転職する時も有利になります。

僕もCG学校で出会った友達は、中学や高校時代の友達より仲が良くて今でも年に1回は旅行に出かける仲になっています。

仕事で会社の業績が悪くなった時にも相談に乗ってくれたり、辛い時にも励ましてくれた友達は一生の宝物です。

作品やポートフォリオをいつでもチェックしてくれる

自分で課題を作っている時は「最高の作品が出来た!」と思ってポートフォリオに直ぐに入れたくなりますが、客観的な視点からどこを直した方がいいのかチェックしてもらう必要があります。

せっかく頑張って作った作品を見せても「すごいね!」と褒められると思いきや、批判されると傷つくので人に見せるのは怖くなりますが、あなたが作っている作品は就職する為に作っている作品です。

自己満足で趣味で作品を作っているだけなら誰の評価もいりませんが、現場で働く人に「私はこれだけの技術がある」という事を証明する為に作っているので、多くの人の意見を取り入れて作品の質を上げる必要があります。

ポートフォリオを作る時は、作った自分の作品を適当にバインダーに入れて見せればいいわけではりません。

ポートフォリは自分の働きたい部署の上長が忙しい仕事の合間に大量に送られてくる作品からチェックします。

自分のポートフォリオに興味を持ってもらう為には1ページ目に最高に出来のいい作品を入れて、2ページ、3ページ、最後に自分の履歴書を読んでもらう必要があるので、どの作品を何番目にいれたらいいのかなど、先生に意見をもらいながら出来のいいポートフォリを作る事が出来ます。

詳細記事:CGデザイナーのポートフォリオの作り方!実際に作った人の参考例をまじえて解説!

就職先を紹介してくれる

学校は大小様々な企業と繋がりがあるので、人手を欲しがっている企業を紹介してくれますが、CGデザイナーの仕事はクオリティの高い作品を作れる人だったら学校のつながりが無くても就職する事は可能です。

実際にほとんどの人は自分で求人やエージェントを使って就職していきます。

学校法人だと学割が使える

専門学校や大学に通うと学割が使えるので定期も安くなるし、学生証をアマゾンstudentに登録すると、6ヶ月間だけ無料でお急ぎ便やprime video、prime music、書籍を購入者した時に最大10%ポイントバックしてくれるので、高額なCG書籍もお得に購入する事が出来ます。

詳細記事:Amazon Prime Student会員特典

CG専門学校のデメリット

先生でも全ての機能をしらない

学校に毎日通ったら先生がしっかり教えてくれるからCGデザイナーになれるわけではありません。

CGソフトの画面を見てもらうと分かりますが、ツールの数が膨大で学校の先生も全ての機能を知らないし、会社で働いているプロの人でも全ての機能を知りません。

正直僕も10年以上使っているMAYAのソフトの全ての機能を知りません。

状況によって使う機能が違うので、全ての機能を教える事は不可能だし、仕事で使うツールも限られています。

学校でも、毎年同じようなカリキュラムを使って基礎的なツールの使い方を教えてくれますが、それ以外の事を聞くと「会社に入ってから分からない事は自分で調べるんだよ」と言われて、自分で情報を探す必要が出てきます。

常駐の先生は基本的なツールの使い方は分かるけど、それ以外の応用部分はあまり詳しくないので、その埋め合わせとして現役のCGデザイナーを特別講師として招いて授業をしてくれる事があったので、深い部分はその先生に聞く必要があります。

お金を払ってるんだから、学校の先生が1から10まで教えてくれるはずだと思っている受け身の人には辛く感じるかもしれませんが、Googleで検索する力は今から身につけていた方が仕事を有利に進める事が出来ます。

先生の当たり外れがある

中学、高校の授業を思い出して欲しいですが、あなたが好きだった科目はなんですか?

先生が面白い話をしてくれる授業が好きでしたよね?逆につまらない先生の授業は勉強も嫌いになりませんでしたか?CG学校も同じように先生の当たり外れがあります。

有名な会社や作品に関わった先生でも、職人気質の仕事なので技術はあるけど人に教えるのが上手くない先生がいるし、逆に技術はそんなにないけど人に教えるのがうまかったり、褒めて伸ばすのが得意だったりする先生もいます。

行きたいと思った学校にはオープンキャンバスや説明会で現地に訪れ、学校が広くて設備が良いだけじゃなくて、自分がその学校に入ったらどの先生が教えてくれるのか実際に話しかけて、この人なら大丈夫そうかなと思える学校に通ってください。

学費が1年間に100万円以上かかる

 

過去に日本中にあるCG専門学校や大学を調べた記事を書きましたが、学費は安くて1年間に100万円~150万円で2年間で200~300万円も払う必要があります。

詳細記事:日本にあるCGデザイナー になれる専門学校45校まとめ!日本にある全てのCG専門学校の学費とコースを調べました!

100万円貯める事はとっても大変

 

アルバイトした事がある人なら分かると思いますが、学校に行って朝から夕方まで勉強してその後の放課後に居酒屋でアルバイトしてお金を稼ぐ事は本当に大変です。

時給1100円のアルバイトで100万円貯めるのは909時間働く必要があります。

1日4時間働いたとしても227日間アルバイトする必要があるんです。

土日だけ休んだとしてもほぼ毎日働いてやっと100万円貯金できますが、それだけ100万円を貯める事は大変な事なんです。

当時の僕は専門学校や大学にいくのに両親が学費を出してくれましたが、アルバイトもしたことのない当時はお金の価値など知らないし学校に行かせてくれるのは当たり前だと思っていました。

しかし、サラリーマンとして働き出した今、毎月40万円近いお給料をもらっていますが毎月10万円近いお金を学費として払う事はどれだけ大変な事か身を持って実感しています。。

専門学校は直ぐに辞める人が多い

学校に行くのは多くのお金が必要になりますが、高校を卒業したばかりで将来自分が何をやりたいか?なんてピンと来ない人がほとんどです。

だから「ゲームやアニメが大好きだからそれが仕事になったら楽しいんだろうな」と安易な考えでCG学校に通いだしてみたものの実際はパソコンを操作するのも難しくて全然ついていけないから挫折してしまい、学校に来なくなる人が沢山いました。

僕が通っていたCG学校では入学時に40人いたのに、1ヶ月経ったら徐々に学校を休みがちになるクラスメイトが現れて、卒業時には3/1の人が辞めていました。

せっかく入学金や学費を含めて1年次に100万円近いお金をはらったのに、やっぱり思っていた事と違うと思って直ぐに学校に通わなくなるのは非常にもったいないと思います。

色々な科目が入っていて、CGの技術が中々成長しない

専門学校のカリキュラムをみてみると、1年時はデッサン、2Dイラスト、MAYAの基礎的な事を教わるカリキュラムとなっていて、CGを学びたいのに色々な科目が入っているのでMAYAを習得するのにかなりの時間が必要となりますが、本来の目的だったCGは中々上達しないから触るのが嫌になる人も徐々に出てきます。

もちろんCGを使って物を作るうえで観察力を高めるためにデッサンは大切ですが、それよりもMAYAの使い方を早く覚えた方が就職で有利になります。

実際デッサンがうまく無くてもCGが出来る人は沢山います。

詳細記事:絵が下手でもCGデザイナーで働く事は可能です。実際に僕がそうでした。

基礎を学ぶ1年目が終わると2年目は学校に行く意味があまりない

1年目はCGソフトの基礎を学ぶので先生の授業が行われてカリキュラム通り進んでいきますが、2年目からは今までの技術や知識を生かして卒業作品を作る事になります。

そうなると、家で1人作品を作っているのとあまり変わらなくなります。

新しいツールを使おうと思うと、分からない事が出てくるのでそんな時にこそ学校の先生に聞けば良いと思いますが、学校の先生もどんな機能を使えばいいのかまでは教えてくれますが、全てのソフトの機能を知っているわけではないので具体的にどうやったら良いのかまでは分からない事があるので、結局自分で調べて自分で黙々と解決する事が多くなるので、家で作業しているのと何ら変わりなくなるんです。

学校に行けば誘惑に負けて自然とゲームをやったりYOUTUBEを見てなまけずに集中出来るのが良い点ですが、場所を提供してもらっているだけで100万以上のお金を1年間に払う必要は正直どうなのかなと思います。

2年目になると先生も生徒に教える時間が減って暇そうにしていたので…。

オンラインスクールのメリット

講師人が海外の現場で働くエリート集団

海外の有名スタジオで働く日本人講師がオンラインで教えてくれるアニメーションエイドやウォルトディズニーで働いていた糸数さんがモデリングを教えてくれるCGオンラインアカデミー、バンクーバーでハリウッド映画の制作に関わっている人が運営するVIsutorなど日本にいながら普段なら学ぶ事が出来ないスペシャリストの人から教わる事が出来るオンラインコースが今は多くなっています。

詳細記事:専門学校より安い!日本にあるCGオンラインスクール5選!比較してみました

値段が安い

CG専門学校の1年間の学費 100万円~150万円前後
CGオンラインスクールの3ヶ月~半年間の値段 30,000円~200,000円前後

専門学校は1年間で100万円~150万円前後かかってくるので2年間通うと200万円以上必要になります。

それに比べてオンラインスクールは3ヶ月~半年間ぐらいで30,000円~200,000円前後の金額で受ける事が出来るのでお金がなくて専門学校にいけないと思っている人でもこの金額だったら勉強する事が出来る安さなのが魅力的です。

CGをやりたい社会人こそ使える

社会人になってお金の為にやりたくない仕事をやっていたけど、やっぱり昔からやりたかったCGデザイナーになりたいと思っても、家賃を払って毎日の生活があるから今更CG学校に通って勉強する事なんてお金も時間もないから無理だと思っている人もいると思います。

しかし、オンラインスクールだと値段は安いし平日は仕事が終わってから家で動画を視聴しながら作業ができるので、出来た課題をメールで送ってチェックしてもらいアドバイスを受けて作品に反映させればポートフォリオを作って転職することができます。

非公開グループで交流できる

スクールによっては非公開グループに参加できるので、同じようにCG業界を目指している人とメッセージの交流をすることが出来るのでモチベーションを高く保つことが出来ます。

オンラインスクールのデメリット

 

自分次第なので、なまけてしまう可能性がある

学校で作業すると先生や友達など周りの目があるので、自分もしっかり作業しなければいけないと思いますが、家で1人で作業していると、どうしても疲れたらYOUTUBEをみたりゲームをしたり誘惑に負けて作業が進まなくなる可能性があります。

専門学校だと他の友達の作品を毎日見ながら、自分の作業が早いのか遅いのか、クオリティはどうなのか直ぐに比べる事が出来ますがオンラインスクールは周りの人と比べづらくてモチベーションを保ちづらいのが1番の欠点です。

友達が出来ない

専門学校ではみんな初めてMAYAを触る人ばかりだったのでスタートラインは同じです。

「ここはどうやるんだろう?」「こうすればいいんだよ!」「この質感はどうやって作ったの?」「この課題難しいよね!」

先生に聞くよりも周りの人に聞く事が多くて教えあっていると自然と仲良くなって友達が出来ます。

自分1人では挫折してたかもしれない部分を共有できる仲間がいるのはとても心の支えになります。

クラスメイトに出来る人が1人いるだけで一気に他の人のクオリティラインもその人のおかげで引き上げられる効果もあります。

「どんなゲームを作りたいか」「いつかはハリウッド映画を作りたい」

皆で夢に向かってモチベーションを高めてまたパソコンを目の前にして頑張る学生ノリの楽しさは専門学校でしか楽しむ事が出来ません。

ポートフォリオを作って慣れない面接をして就職していく友達に喜びと寂しさを感じながら、今思い返してもあの時が僕の青春時代の大切な思い出になっています。

CGを勉強するなら専門学校?それともオンラインスクール?比較してみました。まとめ

専門学校 オンラインスクール
覚えやすさ ゆっくり成長 はやく成長
内容 まんべんなく全てのツールを覚えていく 1つの事を集中的に学ぶ
値段 高い 安い
友達 /人間関係 出来やすい 出来づらい
モチベーション 保ちやすい 保ちづらい

CG専門学校がオススメの人

  • 将来CGを使った仕事をやりたいけど、どれが自分に向いてるか分からない人
  • CGを作るのが好きな友達や仲が欲しい人
  • 自分で調べるのが苦手な人

オンラインスクールがオススメの人

  • 今現在働きながらCGの仕事に転職したい人
  • 高校を卒業してゲームや映画を作る事に興味があり独学で既に色々作っている人
  • CG会社で働いてるけどさらに技術を磨きたい人

 

お金があるなら専門学校で友達を作りながら楽しく勉強して就職するのも良いと思いますが、専門学校はまんべんなんく全てのツールを教えていくので進展が遅くて1年間勉強しても学校のカリキュラム通りに進めているだけでは、クオリティの高い作品を作る事が難しいです。

一方オンラインスクールの場合は短い期間で1つの事を専門的に教えてくれるコースが多いので、自分で時間を見つけて作業する集中力や努力は必要ですがギュッと濃密な勉強をする事が出来るので短期間で覚える事が出来ます。

けんすけ

CGをやりたいと思ったらまずはパソコンを買って無料のチュートリアル動画を見ながら作業してみてください。作り上がった映画やゲームはかっこいい見栄えのするものばかりですが、地味な作業が多いので自分はこの作業がすきなのか?どうなのか?を見極めてから専門学校やオンラインスクールを受けた方がお金を無駄にしないで済むと思いますよ。

 

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