あなたの今いる会社はいつも納期が短くて夜遅くまで働かないと納品できない仕事をしていますか?
納期が近いと残業が多少なりとも多くなるのは3DCGデザイナーとして働くからには仕方がない事ですが、毎日のように終電帰りで時に徹夜がある会社で働いている場合はどうすれば毎日定時で帰れるようになるでしょうか?
スケジュールを自分でしっかり管理する
短い納期で仕事をお願いされたら、何をするのに個数がかかるのかしっかりマネージャーと話し合って毎日無理のない時間で作業できる分量をお願いしましょう。
しかしマネージャーもお客さんに早く仕事を納品して信頼されて次にまた仕事をもらいたいと考えているので「毎回短い納期で悪いんだけど〜」と仕事を持ってくる事があります。
そんな時は自分で作業するのに個数が絶対的に足りない場合は心を鬼にして「それは厳しいですね。」と言わなければ「毎回あの人に頼めばやってくれる」という考えに付け込まれるので、自分で出来る範囲の個数をしっかり提示することは仕事を長く続ける上で大切な事です。
効率よく作業できる方法を考える
仕事上どうしても急な変更だったりスケジュールが押して急いで作業をしなければいけない時がどうしてもやってきます。
そんな時はいつもやっている方法では絶対に間に合わない!という時がやってきますが、そんな時は効率的に作業を進める方法を探さなければいけません。
例えばいつもフォトショップでテクスチャを描いているならサブスタンスペンターやサブスタンスデザイナーを使ってテクスチャを効率的に作った方が作業が早く済む可能性があり、今後の仕事も早く終わらせれるようになるかもしれません。
新しい事を覚える時は初めが大変ですが、そこを乗り切って頑張れば自分自身の成長にもつながり早く帰れるようになるかもしれません。
もちろんどう考えても無理な場合もありますが、どうやったらいつもより作業を効率的に作業を終えれるかを考えながら努力することも大切です。
労働基準監督署に密告する。
自分で技術をあげようとしても、会社の上の人と話し合っても毎日終電や徹夜で家に帰れない場合の最終奥義としては労働基準監督署に密告する方法があります。
労働基準監督署とは企業を監督する行政機関の事であり、労働者が不利な状況にならないようにする様々なルールがあり、残業時間が100時間を超えた時に密告したら、労働基準監督署から行政指導が入って残業をせずに上司から「帰れ」という指示が入るようになります。
●給与、残業代、休日手当、深夜残業代が未払い
●1ヶ月100時間を超える長時間労働がある場合は
●安全への配慮が不十分
●労働条件が雇用契約と異なっている
●会社が突然倒産した
●会社が休日をくれない
●会社が有給を消化させてくれない
●不当解雇
長時間労働を密告するのに証拠となる必要書類
●タイムカード
●シフト表
●手書きの勤務時間をメモしておく
●会社のパソコンの起動とシャットダウンした時のメモ
●毎日のメールの送信記録
事実が確認できる書類や証拠が無ければ労働基準監督署は動いてくれませんが、タイムカードが無ければ自分で毎日出勤した時間と退出した時間をメモしておいたり、パソコンの起動とシャットダウンした時間のログを後から調べてそれを提出しても効果があります。
windowsパソコンの起動とシャットダウンのログを調べる方法
書類を用意したら労働基準監督署に出向いて「申告」する
労働基準監督署はメールや電話でも話を聞いてくれますが、営業時間内に労働基準監督署に行って「申告」すると「緊急性が高い」と判断され優先順位を高くして動いてくれます。
また労働基準監督署に出向く時は営業時間が8:30~17:15までとなっているので、朝早くに行って相談してから会社に行くのが1番怪しまれないで相談出来ます。
申告すると労働基準監督署は動いてくれます!
平成27年度に「2万6280件」申告されたうち、「監督業務」を行ったのは「2万2312件」もある事から、単に泣き寝入りするよりも、書類を用意して申告すれば労働基準監督署がしっかり動いてくれる事が分かります。
実は密告した方が会社は良くなります。
労働基準監督署に申告したら会社を逮捕したみたいで、後味が悪くなりそうだなぁ…とほとんどの人は実際に行動しないで泣き寝入りするのが現実ですが、密告して毎日終電まで作業していたのが早く帰れるようになります。
趣味のゲームやアニメをみたり、お風呂にゆっくり浸かって久しぶりに友達とご飯に行く事も出来るし、夜はゆっくり寝て会社に行く事が出来ます。
今まで毎日終電まで働いていたから仕事中はいつも睡眠不足で頭がぼんやりしながらミスも多くてやる気も出なかったけど、毎日定時で帰れるようになってからの方が頭のキレが良くなって仕事に集中して今まで通りの仕事量が短時間で終わるようになるんです。
もちろん、誰が密告者なのか会社側は知ることが出来ません。
今の会社で働きたいけど労働環境が悪化していて大変な思いをしていたり、何を言っても上司とは折り合いがつかなくてイライラがつのって仲が悪くなり結局退職するのであれば、他に残る社員の為にもあなたが置き土産として密告する事で、働きやすくしてあげれる事を覚えておいてください。