こんなCG会社で働くのは辞めた方が良い「裁量労働制」「見なし残業」のある会社

「ブラック企業で働くのはやめた方がいい」と言われますが、一体どうやってブラック企業を見つけたらいいか分からない人がほとんどだと思いますが、そんな中でも「裁量労働制」「見なし残業あり」と書かれている会社はブラック企業の可能性が高いので働く事は辞めた方がいいです。

給料が高かったりボーナスが年に２回あるよりも、裁量労働制と見なし残業がある方がマイナスになるので注意してください。

裁量労働制とは？

定時がなく、いつ会社にきていつ退社しても良いシステムなので、あたえられた仕事をこなして納品さえしたら問題ない仕組みです。遅刻も残業も関係なく罰則がつけられる事もありません。

こう言ったら聞こえ良く感じますが、そもそも納期が短い仕事ばかりなので遅く来て早く帰る事なんてできない事がほとんで、定時がない事を逆手に取り永遠に働かされることになります。

しかし私の働いていた会社でも裁量労働制と言われていたのに「暗黙の定時」があって遅く来たりしていると上司や周りの人から「あいつは遅くきて仕事しているんだよね…」と何故か目をつけられていた事もありました。

見なし残業とは？

給料に残業代を事前に含ませておくことで残業代を払わないようにする仕組みです。例えば給与が25万円で「月40時間の残業を含む」と書かれている場合は月40時間まで残業をしても一切給料が支払われないんです。

そして先ほどの裁量労働制と組み合わせると会社側は従業員をずっと働かせれるのに給料には残業代が含まれずに安く人を働かせ続ける事ができるんです。

ほとんどの人は給料が高かったりボーナスが年に２回もあるなんてラッキー！だと思いますがそれよりも見なし残業で毎月残業代が払われない方が大きな損失になるので目先の給与とボーナスの額に騙されないでください。

裁量労働制と見なし残業は求人の応募フォームに書いていない

やっかいなのが求人を見ているだけでは裁量労働制があるのか、見なし残業があるのかは書いていない事がほとんどです。

どうしても知りたければ事前にメールで聞いてみるか面接で聞いてみるのがいいかもしれませんが、ポートフォリオの出来が高かったり即戦力になりそうな人じゃないかぎりそんな事を聞く人は落とされる事になるので注意してください。もちろん落とされた方がブラック企業で働かななくていいので逆にラッキーなんですがw

私も内定の書面に書かれている文字で知りましたが、その時は見なし残業と裁量労働制の意味をしっかり把握していなくて、内定をもらった喜びから直ぐ返事をしてしまって後から後悔する事になりました…。

アルバイトだってしっかり残業代がでるのに社員がでない「見なし残業」

今のご時世アルバイトだってしっかり残業代が払われるのに正社員で入ったにもかかわらず、夜遅くまで働いて頑張っているのに残業代が払われない事が平気で行われているCG会社がある事に驚いた人も多いと思います。

CGに限らずデザインの仕事はどこまでもこだわれるし時間のかかる仕事です。今は昔ほどブラック企業が減ってCG会社も働きやすくなってきていますが、いまだに少人数の中小企業などではあの手この手でしっかりと労働時間に対して払われるはずのお金が払われない事があります。

今までサービス残業でお金をもらわないで働いてきた人は労働基準監督署に連絡したら未払金を払ってくれる可能性があるのでこちらの記事も合わせて読んでみて下さい。

2019年3月7日3DCG会社の長時間労働で働く事を止める方法

事前に裁量労働制と見なし残業を知る方法が１つだけある

企業の求人フォームに裁量労働制と見なし残業があるかないか書かれていない事がほとんどなので自分で聞く方法もありますが、自分で聞くのは嫌だなぁと思っている人は代わりに転職エージェント経由で聞いてもらう方法があります。

事前にエージェントに「裁量労働制」と「見なし残業がない会社」が良いと伝えるだけで、企業側に角が立たずに希望にあった企業だけをリストアップしてくれるので極力ブラック企業で長時間働くリスクを減らす事が出来るようになります。もちろんここで行きたいと思ってリストにあったはずの企業なのに無くなっている企業はそういう事なので察してあげて下さい。過去に私自信使ったCGデザイナーに特化している人気の転職エージェントサイトはこちらのページにまとめているので合わせて参考にしてみてください。私はこの中のエージェントを使って給与がアップしたのに働く時間は劇的に減りました。