今の日本の平均寿命は男性が81歳で女性が87歳と言われています。65歳まで現役で働きその後20年間は少なくとも年金と貯金だけで生活する事が必要となるので老後の貯金は3000万円は必要と言われています。
若いうちは技術がつけば自然と給料も上がると思いますが、今の不景気の世の中、ただ言われた仕事をやっているだけでは簡単に給料が上がる仕組みはありません。
先月仕事をこれだけ頑張って今月もこれだけ頑張った!と言っても直ぐに給料は上がりません。上がったとして年に1〜2回ある上司と話し合う昇級のタイミングです。
しかし、誰よりも頑張って働きお客さんから評価をもらって上司から頑張っていると言われたとしても、次のお給料が直ぐに良くなる事はまずありませんが、その中でも給料を上げる方法はあります。
あなたの会社で給料が上がらない理由
下請けの仕事ばかりしていませんか?
多くのCG会社は下請けの仕事がメインです。
下請けの仕事というのは大手ゲーム会社やクライアントから仕事をもらって仕事をする事です。どれだけ関わった案件が人気タイトルになったとして売り上げても、結局は作業した分のお金しか入ってこないので下請けの場合はそれ以上の利益にはなりません。
クライアントとの打ち合わせや修正作業に急な仕様変更などで夜遅くまで働く事が日常茶飯事となります。
そして中には下請けの下請けという事をやっている事もありますがそんな会社ではお金が儲かるわけがありません。
何年も働いているのに給料が中々あがらなくて今でも手取りで20万円ぽっちしかもらえないのであれば直ぐに転職するべきです。
お給料はこうしたら上がる
リーダーなど上の立場に出世する
平社員でいくら仕事を頑張ってもお給料は直ぐに上がりませんが、チームをまとめるリーダーとなり、仕事を割り振ったり、教えたりするリーダー職という立場になると会社は給料を一気に上げてくれます。
しかし、お金が増える一方で部下を育てたり仕事を抱える責任も増えてしまうので、お金は少ないけど平社員だった時の方がストレスが少なく生活できていたのでそっちのほうが気楽な場合もあります。
来る仕事によっては決して平等に仕事を割振れるわけではありません。仕事の遅い人には軽めの仕事を振ったりしなければいけないので、仕事のできる人は「なんで俺だけいつも重たい仕事が振られるんだよ」と陰口を言われるようになり嫌われる役目にならなければいけません。
周りに重たい仕事を振って早めに帰ったら「楽そうでいいな」と反感の目を買うことにもなります。
全ての人を100%満足させて働く事なんて絶対に不可能なので、他人の目を気にしないどっしりとした態度の人がリーダー職には向いています。
上司に媚びをうる
平社員であるあなたが会社という小さな村で働く上では上司に可愛がられる事が出世の最短ルートと言われていますが、たとえ仕事が少し出来なくても、上司に気に入られている人は嫌われている人よりも給料やボーナスがよくなる傾向があります。
飲みの誘いに断らない。
上司への挨拶はしっかりする。
たわいもない会話をする。
たったこれだけで給料が上乗せされるなら、やっておいて損はありません。
入社時に給料交渉する。
会社は入社時に一度決まった給料で契約をしてしまうとそこから変えてくれる事は中々ありません。
あなたがある程度仕事が出来るようになったからと言っても会社は直ぐに1万円~2万円も上げてはくれません。何故なら日本の会社は足並みを揃える事が大好きなので、あなた1人の給料を上げたら他の人の給料も上げなけれいけなくなるから上げてはくれないんです。
新卒で入った時は手取りで18万円で契約してしまったけど、3年経って技術が上がって仕事もできるのにお給料が上がらない場合は転職すると経験者扱いなので同じ仕事をしているのに関わらず手取りで25万円〜もらう事が出来るんです。
お金のある企業に転職する
1番給料を上げる方法として簡単なのが今波に乗っているお金のある会社に転職することです。
間違っている人が多くいますが、仕事は頑張ったらお給料が上がるわけではありません。
あなたに能力があって人の2倍働いてもあなた会社の儲けが少なければ給料は絶対に増えません。
小さくてボロいビルの1室でいかにもお金のなさそうなCG会社に就職すると、お金が無いんだから給料が多く払われる事は絶対にないんです。
お金が沢山欲しいのであれ儲かっている会社で働かないとお給料は絶対に増えないんです。
会社を選ぶ時にとても大切な事があります。
例えば、キャラクターを作る予算は大体決まっているので下請けの場合、高額なお金を払ってもらう事は出来ません。そして一人で作れる作業量というのは決まっているので、キャラクターを永遠に作り続ける下請けの仕事をやっているだけではいくら手が早くても作れる限界があるのでお給料はそこまで上がる事は無いんです。
しかし、自社開発して販売するソーシャルゲーム会社だと、1本ヒットすれば何億円というお金が会社に入ってくるので社員の給料も簡単に増えるんです。
あなたの作業スピードが遅くて仕事が全然出来なかったとしても、ゲームがヒットさせすれば会社が儲かっているのでクビを切られる事は無く給料が簡単に増えてくれるんです。
納期が長くて無理な仕事や残業が少なくお給料の待遇も数十人のCG会社とは比べものにならない良い待遇で働く事が出来るんです。
並に乗っている企業で働くと安いお金で毎日納期に間にあわせるために徹夜残業で頑張らなくても、納期を十分に使って毎日余裕ある環境でお金をもらいながら働く事が出来るんです。
残業代を払ってもらう
あなたの会社では残業代がしっかり払われていますか?
今は給料に残業代が含まれて払われるパターンが多くありますが、
①「月給20万円(みなし残業手当50時間含む)」
②「月給20万円(一律残業手当含む)」
このように金額が書かれていると、残業代は実際いくらなのか分からないので、固定残業代は無効となります。
そして
③「残業手当5万円(月50時間分)を含む。」と書かれているのであれば企業は50時間を過ぎた残業代を支払う義務があり、「給料に残業代も含まれているから」という理由で残業代が払われない場合は企業は違法営業となるので、50時間を過ぎた残業時間はお金を請求する事が可能なんです。
そんな時は企業から取り返せた残業代の一部を弁護士さんに払う事でお願いできるサービスがあるので是非活用してみてください。
CGデザイナーの給料を上げる方法!まとめ
今の時代1つの会社でずっと同じ事をしていれば安泰出来る会社はありません。
小さな会社で色々なソフトを使い分けて短い納期で仕事を乗り切っていたとしても、それは自転車営業でいつか力尽きてしまいます。
1つの会社でずっと働こうとせずに、時代の波に乗って待遇の良い会社で働く事が大切です。技術のある人が高いお給料で引き抜かれているので自分のスキルアップにもなるし、給料も上がり納期も長くて余裕があり働きやすい環境に身を置く事が出来るんです。
1日に8時間と長い間いる会社だからこそ、自分に合った会社に巡り合う事が良い人生を送る事につながります。
同じCG会社でも下請けと自社開発の会社では天と地ほどの待遇差があるので、お金がほしければソーシャルゲーム会社で働いたほうが断然良いですよ。
映像系よりゲーム会社の方がお給料が何故いいのかこちらのページで詳しく書いているので合わせて呼んでみてください。
けんすけ