CGデザイナーとして仕事をしたいけど、実家のある地方に住みながらだったり、生まれ育った場所で働きたいと思う人もいるかもしれません。
しかし、実際に地方で仕事を探してみるとCG会社はあるものの会社の数を東京と比べると圧倒的に少なくて、人間関係や会社の雰囲気に馴染めなければ、東京だと気軽に転職する事が出来ますが、地方だと転職しても狭い業界内なので、その人がどれだけ仕事が出来るのかも筒抜けになり、転職も難しくなり1つの会社で働き続けなければいけない事になるので選択の幅が極端に減ってしまいます…。
小さな街で失敗をしてしまうと、噂が広まりCGデザイナーとして2度と働けなくなってしまうかもしれないんです…。
地方のCG会社は東京の下請け会社の仕事が多い
東京には多くのプロダクションや有名ゲームメーカーの会社がありますが、地方では下請けの小さなCG会社しかなく、結局大手の下請けのさらに孫受けの仕事だったりになると中抜きされた仕事がお願いされるので、給料は少なく地方だからといっても毎日夜遅くまで働く事になり、チャットワークやスカイプなどで連絡をとりあうので相手の顔が分からず色々と面倒な事も多発します。
そもそもCGデザイナーを目指そうと思ったきっかけは昔から好きだったゲームやアニメ、映画に関わりたいから目指した人が多いと思いますが、それなのに「家から近いから」という理由で適当なCG会社に入ってしまっては意味がありません。
地方で働く場合も結局は大手の下請けの仕事をやる事になるのにゲームや映画のクレジットにも名前が乗る事もありません。
若い頃に東京で働き揉みくちゃにされて実力をつけると、家族の都合で地元に戻る事になっても簡単に仕事をやっていけるようになりますが、若い頃に地元で働き年齢を重ねてから仕事が無いからと東京に出てきても、若さと体力も無く環境の違いから毎日の生活がとても大変になり生活するのが大変になります。
東京では地方より凄腕クリエイターが多く集まるので成長スピードが早くなる
どんな業種でもそうですが日本の仕事の中心は東京です。その為腕に覚えのある人はもっと上を目指したいと思うので東京では凄腕クリエイターが自然と集まります。
凄腕クリエイターと一緒に働くと、その人がどのように働いているのか技術や知識を盗む事が出来るし、その人がどれだけ頑張っているのか刺激をもらって自分も頑張ろうという気持ちを高めてくれます。
若い頃に東京に出てくると自分のやり方や考え方が固まっていないので、存分に凄腕クリエイターの技術を吸収出来るので成長スピードが圧倒的に早くなりモチベーションも断然違います。
セミナーやtwitterで技術交流が東京は多い
CG業界は常に新しいソフトと最新技術が必要になるので仕事で働いているだけではどうしても疎かになってしまいますが、東京ではCG関連のセミナーやtwitterを通してCG勉強会などに参加してソフトについて積極的に情報交換出来るリアルな交流が盛んに行われています。
懇親会やセミナーで知り合いを作っておくと、新しい知識の共有だけではなくて転職する時や、フリーランスになる時にも仕事をお願いされたり、自分のやりたい仕事を紹介してくれる人が現れるので、横のつながりが多くなり仕事に困って食いっぱぐれる事が無くなります。実際に東京はどの会社も人手が足りていません。
知り合いを増やしておくと、フリーになって仕事を探していたら「うちに来ない?」と連絡をくれたり、仕事をお願いしてくれる事があります。地方だと他の会社で働いているCGデザイナーと会える機会も少ないですが、これは東京だから出来る事です。
東京も地方出身者の集まり
東京は他人に冷たい場所だと思われますが、地方出身者の集まりで出来ている場所です。もちろん冷たい人もいますが、温かい人もそれと同じだけいます。道を訪ねても親切に教えてくれるし、お財布を落としても戻って来たことがあります。
東京に出てくる時は、一体どんな凄い人間の集まりなんだろう?!と戦々恐々でしたが実際に働いてみると同じ日本人に変わりはありません。仕事が出来る人もいれば出来ない人もいるので、そんなに怖がらなくて大丈夫な場所ですよ。
技術を付けてCGデザイナーとして働くなら東京に出てくるべき まとめ
今は1つの会社で働き続ける時代ではありません。
地方のCG会社で働き続けても、何かあった時に転職するのが難しくなります。昔は遊技機の仕事が多くありましたがそれが減って潰れたCG会社も多くあります。
それに比べて東京はCG会社がダントツにあります。ゲームや映像など色々な会社から自分の条件に合った会社で働けるし、将来的にはフリーランスとして仕事を受注出来るようになるかもしれません。仕事が多くある東京は最先端のCGを使った仕事をする上で成長出来る環境なので上を目指すなら絶対に来たほうがいい場所です。
けんすけ